話せなくても、理解は育ってる
1歳になると、赤ちゃんだった頃よりも“伝わってる感”がぐっと増えてきますよね。
「ママって言った!」「バイバイした!」と毎日が小さな感動の連続。まだ完璧に話せなくても、ことばの理解はどんどん進んでいます。
今回は、パパが毎日の生活でゆる〜く実践していた、1歳の子どもにぴったりな“ことばと好奇心”を育てる遊びを5つご紹介します。特別な準備はなし、むしろバタバタな毎日でもできる“リアル”なあそびばかりです。
1歳のことばと“わかってる力”の伸び方
1歳のことばの理解や表出は、認知機能・社会性の発達とも深く関わっています。 特に1歳〜1歳半は、**ことばを理解して行動に移す「受容言語」**が大きく育つ時期であり、これは多くの発達研究で明らかにされています。
1歳前後の子どもは、話すことばは少なくても「理解する力」は大きく伸びている時期です。
- 10〜12ヶ月ごろ:「ママどこ?」「ボールちょうだい」など、二語を理解できる子も
- 1歳3ヶ月ごろ:「おしまい」「あっち行こうか」など、日常の流れに反応するように
- 1歳半ごろ:自分の名前や簡単な指示、「わんわんどこ?」に指差しで応えたりします
この時期は「ことばを発する」よりも「ことばを理解して行動する」ほうが先に伸びる傾向があります。
パパ目線でおすすめ!毎日のことば育てあそび5選
育児の中で「何をすればいいの?」って迷うこと、ありませんか?
でも、ことばの芽を育てるのに必要なのは、特別な教材や長時間のレッスンじゃありません。
ここでは、パパの僕が実際に試して「おっ、通じた!」と感じた5つの遊びをご紹介します。
ひとつひとつにリアルな手応えがあるので、ぜひ試してみてくださいね。
名前呼びかけあそび
- 「〇〇ちゃーん!」と声をかけて振り向いたら拍手!“自分の名前”と“呼ばれること”をリンクさせる簡単なあそびです。
🧑🍼 パパ実話:ある日「〇〇ちゃーん!」って呼んだら、顔だけひょこっと出して“ニヤッ”と笑う息子。遊び終わってもまた呼んで〜って顔で待ってるんです。名前を呼ばれるのって、子どもにとって“愛されてる”って感じられる瞬間なのかも。
まねっこあそび
- 「いただきます」「バイバイ」など、生活の中のジェスチャーにことばを添えて一緒にやってみましょう。
🧑🍼 パパ実話:「いただきます」を見せるようにやってたら、ある日ついに…息子が1秒遅れでビシッと手を合わせてくれて。その瞬間、食卓が拍手に包まれました。こういう日常の一コマが、ことばの記憶と一緒に残っていくんですね。
指差し絵本タイム
- 動物や食べ物の絵本を使って「どこかな?」とクイズ感覚で指差しを促すと、語彙と理解が育ちます。
🧑🍼 パパ実話:「わんわんどーこ?」って何度も聞いてたある日、突然スッと絵本の犬を指差してくれた息子。その瞬間、鳥肌が立つくらいうれしくて…「通じた」って、あれ初めての会話だったかもしれません。
音まねリピートごっこ
- 「ブーブー」「ワンワン」などの擬音語を親子で交互に真似っこ。ことばのリズムを楽しむ遊びです。
🧑🍼 パパ実話:電車の「ガタンゴトン」を毎日一緒に言ってたら、ある日「ごっとん」って返してくれたんです。大人が見たらただの真似でも、パパには“ことばのはじまり”にしか思えなくて。音で遊ぶって、すごいですね。
お片づけ声かけ遊び
- 「これ箱にいれてね〜」「おしまいしようか」など、片づけの中に自然に声かけを取り入れます。
🧑🍼 パパ実話:「おしまいだよ〜」って声をかけたら、静かにおもちゃをポイッ! そのあと見せる“ドヤ顔”が本気で誇らしそうで(笑)。たった一言でも、行動に意味が生まれてるって感じました。
よくある質問(Q&A)
Q. うちの子、1歳半でもあまり話さないけど大丈夫?
A. 個人差がとても大きい時期なので大丈夫。理解が進んでいれば焦らなくてOKです。
Q. 1歳にYouTube見せるのはNG?
A. 見せる時間や内容のコントロールが大切。語りかけや親子のやりとりがある時間も忘れずに。
Q. 指差ししない子は要注意?
A. 指差しが出ないときは、「これなーに?」「わんわんどこ?」とこちらから促して様子を見てみましょう。
まとめ:パパの声が、ことばの栄養になる
1歳は、ことばが一気に「わかる」ようになる時期。
大人からの語りかけ、あそびのやりとりが、赤ちゃんの“ことばの芽”をぐんぐん育ててくれます。
パパが笑って話しかけたり、一緒に「どーぞ」ってやってみるだけで、子どもはすごいスピードでことばを吸収していきます。
全部完璧じゃなくて大丈夫。うちもぐだぐだな日も多かったけど(笑)、それでも少しずつ“伝わる”って増えていきました。
日常のふとした時間こそ、ことばの栄養タイム。焦らず、楽しみながら育てていけたらいいですね。